産業戦略研究所代表 村上輝康 ご挨拶
産業戦略研究所は、国の戦略と企業の戦略をセミマクロレベルで繋ぐ「産業戦略」のあり方を中心に調査研究を行い、日本の経済・産業・技術・企業経営の望ましい姿についての提言を行うことを目的とする、村上輝康の個人シンクタンクです。
野村総合研究所において、研究員、コンサルタント、現場の管理者、経営者として44年間にわたる活動を行い、シニア・フェローを2012年3月に退任した後に設立しました。
シンクタンク、コンサルティングファーム、トータルソリューションプロバイダーとしての野村総合研究所での活動は、常にクライアントを持ち顧客最適に徹する日々でした。2002年の理事長就任以降の約10年は、総務省、経済産業省、内閣官房等の官庁や、日本経団連、経済同友会、サービス産業生産性協議会等の経済団体、慶應義塾大学や日本学術会議等のアカデミックコミュニティ、GBDe、WSIS、Digital Civilization Forum等の国際組織のような、公的な性格を持つ組織を中心に活動してきましたが、クライアントビジネスを長く行ってきた者の性か、常にこれらの組織にとっての最適を追求してきたように思います。
これらの活動を行いながらも、本当に日本という国にとって大事なことはすこし違うところにあるのではないか、という漠然とした想いを持ち続けてきました。産業戦略研究所では、そのような自分の想いに応える活動をしていきたいと思います。
シンクタンクや経営コンサルティング等の知識サービスの仕事は、常に3か月とか6か月の単位でテーマが変わっていきます。審議会活動では、設問に対して常に瞬時に回答することを求められます。産業戦略研究所では、このような短いサイクルで答を出すのでなく、3年とか5年かけてひとつのテーマを追いかけていくような活動を行いたいと念じております。
活動の経過はこのホームページで、活動の成果はそれぞれの特性に応じた情報発信を行っていきます。宜しくご鞭撻をいただければ幸いです。
2012年4月 産業戦略研究所 代表 村上輝康